・フィリピン料理を楽しむ会 2025.08.30
今回は鶴見に住むフィリピン・ルソン島出身の岩澤ジョイさんに「パラボック」を教えていただきました。「パラボック」は、米粉の麺にエビなどの入った餡をかけた料理で、故郷では結婚式など特別の時にいただくごちそうです。

1. まず、トッピングを用意します。
・卵を固ゆでにして、縦に4つにわります。
・ チチャロンをポリ袋に入れて上からたたき、細かくします。
・ 小葱をみじん切りにします。



2. ソースをつくります。
・玉ねぎを半分に切りさらに上下を半分にしてから薄切りにします。
・ にんにくはみじん切りにします。
・ パラボックミックスを1カップくらいの水で良く溶いておきます。



・フライパンにたっぷりの油を入れて挽肉をいためます。
・ 挽肉の色が変わったら玉ねぎとニンニクを加えてゆっくりいためます。
・水500ccくらいを加えて、沸騰したらエビをくわえます。
・エビに火が通ったらパラボックスミックスを溶いたスープを加え、温まったら塩、胡椒、ナンプラーを味見しながら少量加えます。



3. たっぷりの湯でビーフンをやわらかくなるまで茹でてからざるにあげ、水気をきったら皿に盛ります。
4. 2でつくったソースをかけ、卵をまわりにおき、チチャロン小葱を上から振りかけます。
5. 最後に沖縄産のシークアーサーを二つ割にして添え、頂く前にキュッとしぼると、麺全体がさわやかな酸味に包まれて、夏にふさわしいさっぱりとした味わいです。



今日はエルサルドバルやフィリピンの参加者もいて、各グループ会話を楽しみながら調理しました。



ほとんどの方が初めてだったと思われますが、皆さん「美味しい!」と、高評でした。



食後はジョイさんのお話と質問コーナー。
35年前に来日。現在鶴見にお住まいで料理好きのジョイさんは、家でつくる料理はほとんど和食だそうです。煮物が得意で里芋の煮物なども作られるそうです。

猛暑の中、私たちに美味しい「パラボック」のつくりかたを教えてくださった講師のジョイさん、参加者の皆さん、ありがとうございました。(片付けまでご協力いただき、感謝です)



<注>ビーフンはいろいろなタイプ/が売られていますが、やはりもっちりしたフィリピン産のものが良いということです。いずれも最近は地域の海外食品を扱うスーパー(ユリショップ、Mahaloh、業務スーパーの一部など)での購入も可能です。最後に絞る柑橘類はフィリピンではフィリピン固有のカラマンシーという柑橘をつかいますが、今回は沖縄産のシークアーサーを使いました。







