・ボリビア料理を楽しむ会 2025.09.27

9月27日はボリビア料理を楽しむ会でした。

講師のアラナ・ケリーさんはボリビアのサンタクルスのご出身。1910年に曾祖父が大分から移民されたという4世。横浜市鶴見区にはボリビア国籍の方が135人もいますが、日本国籍をもつボリビアルーツの方を含めるともっともっと多くなります。日本からの移民を多く受け入れてきた国です。

今回はケリーさんの娘さんもアシスタントとして参加してくださいました。ボードにボリビアの地図と料理の図を描いてくださり、ボリビア国旗とサンタクルスの市の旗を壁にかけて料理室がいい感じになってきました。そして、ボリビアを故郷として愛する気持ちが伝わってきました。

ケリーさんが紹介してくれたのは、ボリビアのコチャバンバ地方の伝統的な郷土料理「シルパンチョ」ですが今はボリビア各地で一般的に食べているそうです。調理法は以下の通りになります。


 材料(5~6人分)
<ガーリックライス>
◇ 米 3合
◇ にんにく 2片くらい
<ソース>
◇ ロコト  1個
◇ トマト  1個
◇ 赤玉ねぎ 2分の1個
◇ パクチー 2-3本
◇ 塩、クミン、胡椒

<肉と野菜>
◇ 挽肉 500グラム(1人100グラム)
◇ 卵  6個
◇ ジャガイモ 5-6個
◇ トマト 大き目のもの2個
◇ 赤玉ねぎ 1個
◇ パプリカ 1個
◇ ピーマン 1個
◇ パン粉  180グラム程度
◇ 塩・胡椒
◇ 酢
◇ 油



1.初めにガーリックライスを炊いておきます。
まずニンニク2片をみじん切りにし、米を洗わずに、ニンニクと塩少々を加えて油で炒めます。その米に所定の分量の水を加えて炊飯器で炊きます。


2.パテをつくります。
・挽肉に塩・胡椒にクミンを加えてパン粉をまぜます。
・お皿にラップを敷き、パン粉を薄く敷いた上に丸めた肉を乗せ、さらにラップをかけてのばし、さらにうらがえしてパン粉を薄く載せて挽肉が薄くお皿いっぱいに広がるまでのばします。
・フライパンに油をひいて、薄く伸ばした挽肉を入れて、蓋をして、黄金色になるまで火を通します。

3.ジャガイモをよく洗い、塩を加えた水で25分くらいゆで、スライスして、塩胡椒して、フライパンでたっぷりの油で焼いておきます。卵も目玉焼きにしておきます。

4.赤玉ねぎをみじん切りにして酢と塩で味付けする。トマト、パプリカ、ピーマンをみじん切りにしておきます。

  1. ガーリックライスを皿に盛り、ジャガイモ、肉、4の野菜、目玉焼きを乗せて、最後にソースをかける。

    <ソースのつくり方>トマト、赤玉ねぎ、ロコト※、刻んだパクチーを水カップ2分の1くらいの水とミキサーにかけてソースとし、味見しながら塩コショウ、クミンを加える。
    ※ロコトは南米に固有の唐辛子で、一見するとトマトのような大きな赤い実。ペーストの瓶詰も売られていますが、冷凍の方が香りが良いということで今回は冷凍を使いました。

今回はメキシコや中国の方々やボリビアに一時住んでいた方々も参加されていて、まさに多文化の料理を楽しむ会になりました。
ワンプレートのシルパンチョ。
簡単に作れてとっても美味しく、大好評の料理でした。